社会人になって思い出の五色へ。懐かしのコースをサイクリング(前編)

大学生の時から、洲本市五色エリアに頻繁に通っていた、田中さん。現在は京都に住んでいます。
五色の自然や人の魅力を知り尽くす彼の目線でサイクリングをしてもらいました。
前編では初秋の洲本市・五色お散歩コ―スに同行し、お話を聞きながら田中さんの思い出の場所をめぐりました。

大学生の時から、洲本市五色エリアに頻繁に通っていた、
現在は京都に住んでいます。五色の自然や人の魅力を知り尽くす彼の目線で、サイクリングをしてもらいました。初秋の洲本市・五色お散歩コ―スに同行し、お話を聞きながら田中さんの思い出の場所をめぐりました。

まずは海にむかって出発

まずはウェルネスパーク五色から出発。
「普段はままチャリにのってるから、すごく新鮮!」と早朝で少し眠たそうだった顔も、風を切りながら走ることですっかり目覚めたようす。

初秋だからこその風景が目の前に

収穫前の稲穂や収穫されたあとの田んぼ、秋の野花が目の前で楽しめる。ふと気になったらその風景を写真におさめたり、眺めたり。さっそく、そんなマイペースな時間を満喫していた田中さん。場所によって稲穂の刈り取り具合が異なるのもこの季節ならではの楽しみでした。

海の表情の個性を楽しむ

淡路島に来る前に鳥取県の日本海側にいた田中さん。
その時の海の様子と淡路島の海はまた違う印象だとのこと。
淡路島の中でも東と西の海、海岸の地形によってさまざまな海の表情を楽しむ。サイクリングならではの気軽な海めぐりができそうですね。

学生の頃に、夕日を眺めていた都志港

「この場所にはいつも友人たちと夕日を見に来てました。」と話す田中さんに、
当時の思い出の写真をみせてもらいました。

映画のワンシーンのよう…
この夕日を眺めながらゆっくりと過ごし、洲本市・五色エリアに宿泊するのも
淡路島の西側を楽しむ醍醐味のひとつですね。

学生たちの表現や学びの場を

田中さんは、学生時代から若手の感性や学びたい気持ちがどのように日本のさまざまな地域と協働できるかに興味があるとのこと。卒業した今も後輩たちの淡路島での学びの場づくりを続けてるとのことで、ひとつ見てもらいたいものを思いつき、インタビューアーが案内することに。
ここからさらに6キロほど南にライドしたところに、鳥飼漁港があり、五色漁業協同組合の建物が。その壁に京都造形芸術大学の学生が描いた壁画を見に、さっそく鳥飼漁港に向かいました。

都志港から、坂をのぼり、一旦国道に。国道に出てすぐに目に飛び込んでくるのは、色とりどりの玉ねぎコンテナ。圧巻の数とカラフルさには、田中さんも驚いているようす。せっかくなので、記念写真をパチリ。

さらに漁港に向かって進んでいきました。角川公園のサイクルオアシスを通過し、五色県民サンビーチのサインをすぎたところで右折。
海側にライドをすすめ、漁港にたどりつきました。さっそく壁画の目の前に。

学生がこのような地元のひとたちにとっても大切な場所に絵を描かせていただくことはとてもありがたいことだし、自分たちも後輩たちに向けてもっと学びと実践の場を提供できるように頑張っていきたい、と田中さん。そのためには地元の人たちともっとお話できる機会をつくり、信頼関係を培っていきたい、と話してくれました。

海や作品を大満喫したところでおなかがすいてきたので、ウェルネスパーク五色に戻ることに。最後の上り坂を上がる前に、以前ウェルネスパーク五色のみなさんにおすすめしてもらった、嘉兵衛餅(かへいもち)のお店が。「シンプルながらにかっこいいお店ですね」、と田中さん。あっさりした餡子を、ふわっふわの餅で包んでいる人気のお菓子を、お土産にすることにしました。

後編に続く